北欧・ドイツの作家と一緒に作る、うつわクラフト展示会
もうすぐコロナ禍2年目が終わろうとしている今も、私たちは新たな道標を模索しています。
お料理を楽しんだり、インテリアの模様替えをしたり、生活を見直された方も多いのではないでしょうか。
誰かを想い、自分を想う・・・
切ない日常もありますが、私たちができることは、どんなときにも”小さな楽しみ”を見つけながら暮らしていくこと。
それは日本だけじゃなく、世界中どこにいても…です。
今回、初めて海外作家と合同で、作品展示会を企画しました。
私自身「こころ穏やかに心地よくいられること」と向き合いながら作陶しています。
世界みんな同じようにコロナ禍を経験している今だからこそ、遠い海外の作家と一緒に展示会をする意味があるのではないかという、思いつきからの出発でした。
「心模様」という言葉があります。
まずは「自分の心に寄り添うこと」が、生活の心地よさの道標になるのではないかと、
それをこの展示会の共通テーマとして、海外で出会った私の尊敬する作家たちに声を掛けたところ、
皆忙しい方々ですが即答でやりたいと情熱を共有してくれ、この展示会は実現します。
日々は色々あるけれど、
それでも生活をごきげんに過ごすため、心地よさをお届けできたらと作品が集まります。
会場では、作品の販売はもちろん、2Fカフェ&シアタースペースでは作家の日常の映像や写真を上映。
よりインスピレーションを感じられる空間になっています。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
◎ おすすめの鑑賞プラン
会場で作品をゆっくり鑑賞、
ミニシアターで作家の日々を見て、自分の暮らしと重ね合わせてみる。
珈琲イベントで思いを言葉にする。
そんな一日はいかがでしょうか。
きっと普段気づかない自分の心の声に出会えることでしょう。
参加作家
【デンマーク 陶芸作家 Tortus Copenhagen】
デンマーク・コペンハーゲンの美しい街角にあるスタジオを拠点に活動する陶芸作家エリック・ランドン。高貴な亀のようにのんびりと謙虚なペースで、という意味がブランド名に含まれています。
何よりも目を惹くのは、気品のある豊かな色調、フォルムと質感です。デザインと手仕事の間の境界をなくした対話に基づき、常に進化させていくことで、作品との出会いをハッとするような感覚がユニークなものにされています。また、彼のもう一つの顔とも言えるワークショップには、ダイナミックな轆轤ワークを間近に体験できるのが魅力的で世界各地から参加者が集います。主宰の小川 綾との縁はここから始まりました。
今展のために、代表作である花器を制作しています。エリックが情熱をこめた、作ることや素材への愛を感じられることでしょう。
【フィンランド 陶芸作家 Marianne Huotari】
フィンランド・ヘルシンキを拠点に名窯・アラビア製陶所の美術部門「Arabia Art Department」に所属し、活動するアーティスト
マリアンネの個性的なセラミックウォールラグは、フィンランドの伝統的なテキスタイル技術を応用することで、伝統と現代アートを織り交ぜています。この作品は、一片ずつマリアンヌの手で作られた小さなピースから成り、長い時間をかけて作ることで、モチーフの普遍的な美しさを表現しています。
マリアンネの作品には、どのようなテーマであっても、デザインやアートに対する優しいアプローチである何かが内在し、美しさとクラフトマンシップ、そして意識的なものづくりが融合しています。実際に作品を見れば、その繊細な美しさに心奪われるでしょう。
【ドイツ 木工作家 Franz Keilhofer】
ドイツ・ミュンヘンの西側に位置する山脈と湖が美しい町、ベルヒテスガーデナーランド出身の木工作家。美しい素材である木材を使ったターナーとして働いています。彼が主に情熱を注ぐのはボウルターニング(器づくり)です。
今回の展示会で展示されるほとんどの作品が生木で作られ、自然からなる木目の景色を大切にしています。生木は、ヒビが入らないように長い時間をかけゆっくりと乾燥させます。彼の作品は、シンプルなフォルム、時代を超えた優美なデザインが特徴です。
Franz Keilhofer Instagram
【デンマーク 陶芸作家 サラ・オークマン(ブランド:oh oak)】
ボーンホルム島という、コペンハーゲンから離れた小さな島で暮らす陶芸作家のサラ。
岸壁に囲まれ自然がそのまま残されている土地で生み出された作品は、ネイチャーを映し出すかのよう。そのユニークな彼女のうつわは、デンマーク各地のレストランで使われています。
【東京 陶芸作家 小川 綾】 展示会主宰者
「友達のような存在であれたら」。そんな願いを込めて作品を作るのは、陶芸作家・小川綾。届けたいのは、道具ではなく「情景」をつくりだす器。作品の儚く、美しい色は、土の配合や形の凹凸によって同じ釉薬でも異なる表情が現れます。
デンマーク・Tortus Copenhagenのワークショップへの参加をきっかけに本格的に陶芸に夢中になり、その後、フィンランド美術賞展での特別賞受賞など、海外への縁は広く繋がっています。
陶芸の面白さを探求するように、人の縁や日々を大切に、一歩ずつ前を向いて歩んできた道のりは、作品の魅力となり、多くの人々を魅了しています。
【会場2F】cafe&mini theater
作家の日常風景の映像や写真を上映します。
▽珈琲くるる pop up shop & workshop
心に思い浮かんだ情景、あらわになった思いを言葉にし、名前をつけることであなただけの珈琲が完成します。
11月10日(水)14時 満席
11月13日(土)14時〜/16時〜
11月14日(日)14時〜/16時〜
※各回数名 ※感染症対策を行った上で開催します。
ご予約 https://coffeekururu.stores.jp/
《うつわインテリア》北欧・ドイツ・日本
ここ、そこで ほがらかな日々を
日程:2021年11月10日[水] -11.16 [火]※お休みなし。
時間:12:00-19:00 *最終日17:00close
最新情報:Instagram 当サイトのhttp:// ayaogawa .NET /
会場:hako gallery(代々木上原駅東口より徒歩1分)
渋谷区西原3-1-4 TEL.03-5453-5321
http://hakogallery.jp
【オンライントークショー / Online Talk show】
【オンラインイベント】フィンランド・ドイツ・日本《うつわインテリア》作家トークセッション
「心地よく暮らすってなんだろう」
2021年10月23日(土曜日)19:00〜20:30(有料)終了
[Online Event] Finland, Germany, Japan "Utsuwa Interior" Artist Talk Session
"What does it mean to live comfortably?
October 23, 2021 (Saturday) 19:00 - 20:30 Japan time (fee required)
*Details will be announced later.
*Interpretation and moderator will be provided.
Utsuwa Craft Exhibition with Scandinavian and German Artists
As the second year of the Covid-19 is almost over, we are still looking for new guideposts to follow. Many of you may have enjoyed cooking, redecorating, or rethinking your lives after the Covid-19.
Thinking about someone else, thinking about yourself... There are times in our daily lives when we feel a little sad, but I think what we can do is to find "small pleasures" in every moment of our lives. This is true not only in Japan, but anywhere in the world.
In 2019, I held a solo exhibition, "Here, There and Everyday," and this time, for the first time, I decided to plan a joint exhibition of my works with overseas artists.
I've been making pottery since 2017, dealing with the theme of "being at peace and comfortable" in my work, and I started out with the idea that it would be meaningful to hold an exhibition together with artists from overseas, since the world is experiencing the Covid-19 as well.
There is a Japanese word, “Kokoro-moyo. Its meaning is [one‘s state of mind], what kind of state of mind one is in. I have found something important about the "signposts for maintaining a comfortable mind".
With this as the common theme of the exhibition, I approached artists I respected whom I had met overseas. Thankfully, they all readily agreed to do so and have begun work.
Every day, there are days when I feel good and days when I feel bewildered.
I am sometimes bewildered by the changing times and society.
Even so, in order to live life in a good mood, the artists gather together to bring you the comfort of everyday life.
Please come and meet the artists and your heart. We would be happy if you could visit the exhibition hall.
Exhibition organizer Aya Ogawa